「骨粗しょう症(骨粗鬆症)」とは、骨量が減り骨組織の微細構造が崩れることで、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になる病気です。このような状態になると当然、骨はもろくなり、わずかな衝撃でも折れやすくなります。
骨粗しょう症患者は、国内では高齢の女性を中心に年々増加しています。自覚症状のない人を含めると、現在約1100万人にのぼると推定されます。初期段階では自覚症状がほとんどないことが多いものの、ひどくなると骨折に繋がり、高齢者の寝たきりの原因となる場合もあります。そのため、早期に発見・治療することが重要です。
デジタル骨塩定量測定の装置
骨粗しょう症の検査方法は、X線や超音波を利用した「骨塩定量測定」が一般的です。骨塩定量測定の中で最も普及しているのは、X線撮影によって手の骨塩量を計測する「DIP法」です。しかし、これまでDIP法は、撮影した画像データをX線フィルムに出力して計測を外部に委託しなければならず、検査結果を得るために手間と時間がかかったのです。
そこで、あおぞら湘南クリニックでは、「デジタル骨塩定量測定」を行っています。これは、撮影したデジタルX線画像からダイレクトに骨塩量を計測し、その場で瞬時に結果を出すというものです。
検査を受ける人は、左手を台の上に置き、X線撮影をするだけです。撮影したX線写真は、すぐにデジタル化され、それを基に、その場で骨塩量が算出されます。計算が終わると即座に骨塩計測レポートが表示されるので、検査を受ける人は待たずに結果を知ることができます。
65歳以上の人は、骨粗しょう症予備軍と考えられます。あおぞら湘南クリニックの「デジタル骨塩定量測定」を活用し、早期発見・早期治療に努めましょう。