睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に無呼吸を繰り返す病態の総称です。「10秒以上続く無呼吸が、一晩の睡眠中(7時間)に30回以上、もしくは睡眠1時間に平均5回以上認められ、かつその一部は、健康な人では最も規則正しい呼吸が観察できるノンレム睡眠と呼ばれる睡眠中にも認められる場合」は、すべてSASと定義されます。
欧米では1980年代はじめから、睡眠センターが各地に設立され、そこでSAS診療を積極的に行ってきました。CPAP(Continuous Positive Airway Pressure 持続陽圧呼吸)と呼ばれる機器を用いた治療法の有効性も明らかになりました。CPAP療法は、日本でも1998年に保険適用として認められています。
あおぞら湘南クリニックでも、このCPAP療法を始めました。
胸部や腹部の呼吸運動が行われているにもかかわらず、上気道の閉塞のために鼻・口での呼吸がなく、無呼吸となるものをいいます。
肺・胸かく・呼吸筋・末梢神経に異常がなく、中枢神経系の疾患により呼吸制御系が障害された場合や、呼吸中枢の機能異常によりレム睡眠を中心とした睡眠中に呼吸筋への刺激が消失して無呼吸となるものをいいます。脳疾患患者や心不全患者に高率で見られる異常呼吸(チェーンストークス呼吸)は中枢型に分類されます。
OSASの治療は、生活習慣に関する指導と、内科的治療や外科的治療、歯科装具に大別できます。
なかでも、中等から重症のOSASの治療には、マスクを介して気道に陽圧をかけるCPAP療法が第一選択と言われています。
OSASが軽症の場合には、生活習慣の改善や減量により睡眠時の無呼吸が軽減したり、なくなることもあります。
あおぞら湘南クリニックでは、小型・軽量・高機能の最新型睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療装置を導入しました。